YOHJI YAMAMOTO 03aw カシミア・ジャケット

ヴィンテージyohjiyamamotopourhomme
2003-04年秋冬
いわゆる「ピンプ期」のテーラードジャケットになりマス↑


ICEBERGSLIMの小説で、
はじめてPIMPなるものを知った私にとって、
その「ピンプ」をテーマにしたコレクションを発表しただけで驚きデスが、
それが山本耀司とくれば「ワルくない」ワケがない。

ギャング期同様に、
ルックを見ているだけで嬉しくなる
街に生きる「男」をテーマにした大好きなコレクションの1つデス↑


サイズ：３
肩52cm袖丈63cm身幅57cm着丈84cm


「PIMP」わストリート・ライフなんで、
やはり贅沢なモンを着てマス。

今の時代でわ考えられない、
採算度外視の極上のカシミア100%を贅沢に使い、特徴的な高級ホーンボタン、ラムレザーのボタンホール。

ライニングわ、もちろん最高級のキュプラですが、とても重厚感あるニブい輝きを放っています。


よく言われる、
ヨウジヤマモト社「絶頂」の頃の作品なので、
山本先生が、自分の好きなことを、好きなだけお金をかけてやった、そんな印象を受ける、
静かにゴージャスなオトコの逸品デス。


新品から2、3度短時間の着用。
使用感なく、全体的にとてもいい状態デス。


往年のヨウジらしいルーズなシルエット。
ジャケットとコートの中間のようなサイズ感で、
真冬でもコートいらずです。

ふわっと起毛した肉厚なカシミアの手触り。
見た目ほどの重さもなく程よい着心地。


どこかサックコートを思わせる様な無骨さ、
重心の低いボタンの位置が、
服全体から発せられる威厳と愛周り、
熟成された、大人の不良感を醸し出してます。

シンプルが故に、
素材の魅力を最大限に引き出す造形美。
素材選びこそ服の最大の魅力であり、
また、最大の贅沢なのだと教えてくれる1枚。


クラシックな型なので、
時代に左右されず普遍的に着て頂ける作品。
一見、他の人と同じ服に見えるが、
その実まったく違う。

クラシックとモードの境界を崩し揺さぶり続けたマエストロの仕事です



素材···ウール

カラー···ブラック
柄・デザイン···無地
アウター形···シングル
季節感···秋、冬